長岡市議会 2022-03-15
令和 4年 3月建設委員会−03月15日-01号
担当課長
植木交通政策 殖栗建築・開発
担当課長 審査課長
有賀都市施設 石橋施設営繕
整備課長
担当課長
西野まちなか政策 清田まちなか整備
担当課長 担当課長
松尾米百俵プレ
イス 松木土木政策
ミライエ長岡担当課長 調整課長
吉野用地課長 石黒道路管理課長
太刀川道路建設課長 岩崎河川港湾課長
高橋下水道課長 小見地域建設課長
韮沢水道局長 曽根業務課長
船見浄水課長 水澤工務課長
────────※────────
〇職務のため出席した
事務局職員
小池事務局長 山田課長
宮島課長補佐 木村議事係長
────────※────────
○藤井達徳 委員長 これより会議を開きます。
────────※────────
○藤井達徳 委員長 なお、
報道関係者から写真撮影の申出がありましたため、
委員会傍聴規則に基づいて委員長においてこれを許可いたしましたので、御了承願います。
今定例会においては、
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、
委員外議員の傍聴は自粛し、控室で
インターネット中継を視聴していただいております。
また、換気のため、おおむね1時間ごとに休憩を取りますので、御了承をお願いいたします。
────────※────────
〇所管事項に関する質問
○藤井達徳 委員長 最初に、所管事項に関する質問を行います。
◆諏佐武史 委員 私からは、大きく2点について質問させていただきます。
まずは、冬期における
道路管理者の連携について質問します。今年の冬は、山間部を中心として大雪でございました。一部の地域に
災害救助条例などが適用されたようですが、私が見たり聞いたりする中では、それぞれの
道路管理者の方にしっかり対応していただいたおかげで大きな交通障害はなかったと認識しております。
昨年の冬に関越道などで発生した大規模な車両の滞留を受けて、国とネクスコは新たな取組として、計画的なインターチェンジの閉鎖、そして高速道路と国道の
同時通行止めを行うとテレビや新聞で報じられたところであります。車両の滞留などの交通障害が発生しないように、冬期間の
道路交通情報については高速道路とか国道などにかかわらず、しっかりと市民に周知していく必要があると思います。このため、
道路管理者間の連携等、通行止めなどの道路交通に関する情報共有と市民への情報発信が重要になってくると認識しておりますが、これらを踏まえて2点ほど伺います。
まずは、冬期間において
道路管理者間の連携が重要と考えておりますが、具体的にどのような体制になっているのかを伺います。
◎松木
土木政策調整課長 道路管理者間の連携体制についてお答えいたします。
市では、平成28年の中越大渋滞の教訓を踏まえ、各
道路管理者間で除雪の相互支援や情報の共有が円滑に進められるように、国・県、
ネクスコ東日本などで構成する長岡圏域冬期
道路交通確保連携会議によって連携を強化しております。今冬も、本格的な冬の到来を前に
情報伝達訓練を行い、準備を進めてまいりました。その後も、降雪期に入り、大雪が予想される場合には気象状況や交通規制に関する情報などを速やかに共有し、必要に応じて市民の皆様に情報発信を行ってきたところでございます。
市としましても、委員御指摘のとおり、
道路管理者間の連携は重要と認識しており、今後も引き続き連携強化を図っていきたいと考えております。
◆諏佐武史 委員 よく分かりました。
次の質問ですが、大雪時に車両の滞留などを起こさないようにするためには、気象情報や交通情報などをしっかり市民に周知していく必要があると考えますが、具体的にはどのような形で周知されているのか伺います。
◎松木
土木政策調整課長 市では、冬の到来に先立ち、交通障害の発生を未然に防ぐため大雪の際には不要不急の外出を控えていただくよう、市内部の関係部局と情報共有を行うとともに、各
道路管理者とも連携しながら、ポスターの掲示、市政だよりへの掲載のほか、
ホームページや
公式SNSなどで呼びかけを繰り返し行ってまいりました。
本格的な降雪期に入ってからは、高速道路や国道において
同時通行止めが予想される場合や幹線道路で通行規制が発生した場合には、
道路管理者間で随時情報を共有しながら、各
道路管理者の
道路情報板、
あとホームページやSNSなど、様々なツールを活用して市民の皆様に広く周知してまいりました。
市としましては、引き続き関係機関からの情報を収集し、
危機管理防災本部や広報課などとも十分に連携を図りながら、効果的な情報発信についてしっかりと取り組んでいきたいと考えております。
◆諏佐武史 委員 よく分かりました。
次に、寿町
排水ポンプ場について質問します。
信濃川右岸の堤防道路を先日通った際に、信濃川の堤防の切り回しなど、寿町
排水ポンプ場の関連工事と思われる工事が行われているのを見かけました。改めて大規模な事業であることを実感したことから、寿町
排水ポンプ場の整備事業についてお聞きします。
まずは、寿町
排水ポンプ場の整備概要と目的について伺います。
◎高橋
下水道課長 寿町
排水ポンプ場でございますが、蔵王地区、具体的には国道8
号長岡バイパスより北の信濃川と栖吉川に囲まれた区域、約240ヘクタールの
浸水被害軽減を目的に、寿3丁目
地内長岡中央浄化センターに隣接する場所に新設する
排水ポンプ場になります。
この地区に降った雨は通常は栖吉川へ排水していますが、大雨により栖吉川の水位が上昇し、排水が困難になった場合に、ポンプにより強制的に信濃川に排水する施設になります。排水能力は
市内最大規模の毎秒9立方メートルで、信濃川へ直接排水することにより、安定した内水排除が可能になります。
◆諏佐武史 委員 次に、現在の進捗状況とスケジュールについて伺います。
◎高橋
下水道課長 進捗状況でございますが、令和2年度から工事に着手しておりまして、これまでに
ポンプ場本体の地下部分の工事がおおむね完了しております。現在は信濃川への放流施設を整備中で、これに伴いまして堤防道路の切り回しを行っております。通行する皆様に御不便をおかけしているところでございますが、この迂回道路は6月末までを予定しております。
令和3年度末での進捗率ですけれども、
事業費ベースで約30%となっておりまして、今後は上屋の建築工事やポンプ、除じん機、
流入ゲートなどの機械、
電気設備工事などを行い、令和5年度の完成を目指しております。
◆諏佐武史 委員 よく分かりました。
整備が完成するまで
寿地区周辺の浸水対策はどうするのか、最後に伺います。
◎高橋
下水道課長 ポンプ場が完成するまでの間の浸水対策でございますけれども、寿地区の浸水対策につきましては、
令和元年台風第19号の教訓から、休日・夜間でも迅速に緊急排水が行えるよう、これまでリースで対応していた可搬式の
排水ポンプ、また発電機を購入し、隣接する
中央浄化センターに配備いたしました。あわせて、緊急時の
タイムラインの作成や降雨期前の排水訓練の実施など、
緊急排水体制の強化を図っておりまして、ポンプ場が完成するまでの間はこうしたハードとソフトの両面の対策によって、より迅速な対応で浸水被害の軽減に努めてまいりたいというふうに考えております。
◆
杵渕俊久 委員 私からは、2点ほど質問させていただきます。全て新年度予算に関係があるのですけれども、かぶらないように質問しますので、お願いいたします。
長岡市では現在、本庁・支所の在り方について様々な検討を行っていることと思います。その中で、支所の職員も減少し、道路などの維持管理も大変になっていくものと考えています。こうした状況において、一部の支所では
包括的市道管理業務委託を導入し、道路の維持管理を行っているところであります。私は、このような
管理業務委託をどんどんと進めていくべきだと思っております。
まず初めに、
包括的市道管理業務委託の現在の状況についてお伺いいたします。
◎石黒
道路管理課長 包括的市道管理業務委託は、平成30年度に川口地域で導入し、その後令和元年度に小国地域と三島地域、令和3年度に和島地域に導入し、現在4地域で実施しております。これによりまして、地域に精通した地元業者が
巡回パトロールや、小規模であればその場で修繕できるなど迅速な対応ができ、安全で安心な市民生活の確保につながっております。また、請負者は自社のノウハウを生かし、作業の効率が向上しております。そして、我々行政も書類作成の事務が軽減されるなど、
包括的市道管理業務委託を導入するメリットは大きいと考えております。
◆
杵渕俊久 委員 市民や業者、そして行政にもそれぞれメリットが大きいということを理解いたしました。今後、業務委託の内容の拡大も含め、まだ導入されていない地域でも早めに実施すればいいんじゃないかなと思っているところであります。最初に言いましたように、私はこういった形の業務委託はどんどんと進めていくことはよいことじゃないかなと思っておりますので、今後の導入地域の拡大について市の考えをお聞きいたします。
◎石黒
道路管理課長 導入地域の拡大に向けましては、これまで委託を導入することの目的やメリットを
支所担当者や地元業者に説明してまいりました。その結果、令和4年度に越路地域、寺泊地域、与板地域の3地域において
パトロール業務を実施する予定としております。
今後、この3地域につきましては本格的な
管理業務委託への移行を目指すとともに、未導入の地域におきましては引き続き地域の実情を把握しながら体制の確立に努め、導入に向けてしっかり取り組んでまいりたいと考えております。
◆
杵渕俊久 委員 次の質問に移ります。
デマンド型乗り合いタクシーについてであります。長岡市の人口は、1995年の29万3,000人をピークに人口減少が続いています。人口減少だけが原因ではありませんが、それぞれの自治体では
公共交通の維持・存続が課題になっています。先般の新聞報道でも、県都新潟市では路線バスへの緊急融資というのが課題になっているようであります。
長岡市の周辺地域の中では、
デマンド型乗り合いタクシーが運行されています。ちなみに
栃尾地域では、令和5年3月で
栃尾地域内の路線バスが全て廃止という方向が打ち出されました。今までは、市や国・県からの補助金もあり、業者も企業努力をしながら運営していたと思いますが、通勤・通学の時間帯以外は私から見るともう空気を運んでいる状態という感じであります。市の財政負担の観点からも、
デマンド型乗り合いタクシーへの移行を考えるべきと思います。
そこで、路線バスの廃止と
デマンド型乗り合いタクシーへの移行についてお聞きします。最初に、今までの運行の実績と市の受け止めについてお伺いいたします。
◎植木
交通政策担当課長 まず、実績についてでありますが、計画便数に対して実際に予約があって運行した便数の割合を私どもは稼働率と申しておりまして、この稼働率と1便当たりの乗車人数についてお答えをいたします。
まず、
栃尾地域につきましては、本格運行へ移行した昨年4月から今年1月までの実績で稼働率81%、1便
当たり乗車人数2.5人。和島地域は、本格運行へ移行した昨年10月から今年1月までの実績で稼働率46%、1便
当たり乗車人数1.9人。現在実証運行を行っている寺泊地域は、昨年10月から今年1月までの実績で稼働率94%、1便
当たり乗車人数3.1人となっております。
市の受け止めといたしましては、稼働率につきましては地域により差がありますが、おおむね好調だと捉えております。1便当たりの乗車人数につきましては、今後さらに増やしていくように広報などが必要だと考えております。
◆
杵渕俊久 委員 次に、この
デマンド型乗り合いタクシーを拡大するに当たっていろんな課題があろうかと思います。その課題についてお聞きいたします。
◎植木
交通政策担当課長 事業を実施する上で、留意する点としてお答えをさせていただきます。
まず、既存の路線バスや
タクシー事業者の営業に影響を与えないように、配慮が必要になっております。また、事業を請け負う
タクシー事業者が継続しての運行に耐えられるかという問題が、乗務員の確保という観点も含めてあります。経費につきましては、国などの補助がありますが、各地域で数百万円単位での事業費がかかっております。乗車料金につきましては、地域内一律200円で運用をしているような地域もありますが、
タクシー事業者の通常営業との関係で料金設定が適切かどうかという課題もあるところです。
◆
杵渕俊久 委員 それでは次に、今実証実験をやっており、いずれは本格運行になろうかと思いますが、その本格運行への考え方についてお伺いいたします。
◎植木
交通政策担当課長 過疎地域におきましては、国の補助金の交付を受けるための条件の1つとして稼働率30%以上というものがあり、それが1つの目安になっております。これと実際の利用状況を踏まえた中で、
生活交通検討委員会であったり、地域の声を聞いた上で意向を判断したいと考えております。
◆
杵渕俊久 委員 これは
栃尾地域のみならず、今後路線バスは廃止の方向に進まざるを得ない現実があろうかと思います。そのことに関して、新年度予算の柱でもあります誰もが暮らしやすいまちの実現も踏まえ、
路線バス廃止後の
公共交通の在り方について、市の考えをお聞きいたします。
◎植木
交通政策担当課長 現行の
地域公共交通網形成計画の基本的な考え方ですが、住民と
交通事業者、行政の3者が連携して
公共交通を守っていくという形になっております。市内でも様々な対応の
公共交通がありまして、
デマンド型乗り合いタクシーはその1つという形になっております。
路線バス廃止後につきましては、地域により事情も異なるため、移動の需要に応じた最適な交通手段を検討していく考えであります。
◆丸山広司 委員 私は、昨年6月の
建設委員会での質問の続きといいますか、
立地適正化計画の検討状況と今後の進め方に関連して、
まちづくりの観点から
支所地域の今後の在り方について、ここで少しやり取りをしてみたいと思います。
昨年6月の当委員会で質問した際、居住及び
都市機能の誘導、それから
公共交通に係る目標値の達成度を精査すると
都市政策課長の答弁がありましたけれども、その目標数の精査は今どのようになっているのかをまず伺います。
◎高頭
都市政策課長 今年度に計画の
見直し作業を進めた中で、居住誘導や
都市機能誘導、
公共交通、それぞれの目標値について中間年次の達成度を精査しているところです。
居住誘導につきましては、
行政区域人口に対する
まちなか居住区域人口割合の目標値が51.2%でありますが、これに対して実績が51.8%、
まちなか居住区域の人口密度は、
ヘクタール当たり49.5人という目標値に対しまして50.3人であり、これらについては目標を達成しております。
また、
都市機能誘導につきましては、
都市機能誘導区域の既存の
都市機能、67機能の維持はできたのですが、新たな3機能の誘導に関しましてはゼロ機能であり、ここは未達成のところがありました。
また、
公共交通につきましては、
まちなか居住区域を通過するバス系統の目標値120系統に対しまして現状は121系統であり、こちらは達成しております。
また、
まちなか居住区域にお住まいの方のバスに対する満足度につきましては、来年度に
地域公共交通計画の見直しに合わせて調査する予定となっております。
◆丸山広司 委員 今ほど精査した結果について、るる御説明を頂きました。
それで、その結果を踏まえた上でどのように評価をしたのか、そして今後の
立地適正化計画の見直しをどのように進めていくのか伺います。
◎高頭
都市政策課長 先ほどお答えしたとおり、中間年次の段階での目標値はほぼ達成しておりますが、未達成の指標もあり、最終年次での目標達成に向けまして引き続き
立地適正化を実現するための施策の強化に取り組む必要があると考えております。そういった中で、計画の
見直し状況でございますが、当初計画の中間評価に伴う作業はおおむね完了しましたので、今後は法改正に基づき計画に追加する防災指針について検討いたします。
来年度は計画本文の記述を進めるとともに、防災指針の案を確定し、地域への説明、
パブリックコメント、
都市計画審議会の審議を経まして年度末の計画改定を目指したいと考えております。
◆丸山広司 委員 この
立地適正化計画というのは、たしか平成26年に
都市再生特別措置法の改正を受けて策定されたと伺っております。また、これは
都市計画マスタープランを推進する計画であるというふうに認識しているわけです。
その
都市計画マスタープランでは、
立地適正化計画区域外の
支所地域においても多
極ネットワーク型コンパクトシティに取り組むとしているわけです。今後この多
極ネットワーク型コンパクトシティを推進し、安全・安心で持続可能な都市長岡の形成の実現に向けて歩を進めていくべきであろうと考えるわけですけれども、市のお考えをお伺いします。
◎高頭
都市政策課長 御質問のとおり、
都市計画マスタープランは市全体の
まちづくりの基本となる計画であります。この
都市計画マスタープランの目指す、安全・安心で持続可能なコンパクトなまちを実現する施策が
立地適正化計画となるわけでありますが、おっしゃるとおり
立地適正化計画は
都市再生特別措置法で
都市計画区域を対象とすると定められております。しかしながら、
立地適正化計画の施策には計画の区域外でも有効な取組があると考えておりますので、こうした観点から今回の
計画見直しでは計画の区域外も視野に入れた
居住誘導区域外の施策についても追加いたします。
また、
人口減少下での
都市機能の持続を図る上では、一定規模の
都市機能を集約する拠点を各種提示し、市域全体を支える
都市機能が集積する都心地区と相互に結ぶ
オール長岡の視点をもって多
極ネットワーク型コンパクトシティの実現による
都市計画マスタープランに沿った
まちづくりを進め、住み続けられる長岡を目指したいと考えておるところでございます。
◆丸山広司 委員 それでは、この委員会は
建設委員会ですので、その所管の中でいわゆる
まちづくりの視点から今後の
支所地域の在り方についてちょっと議論してみたいと思います。
長岡市は、緩やかな合併を目指して
まちづくりを行ってきたと認識しております。都市としての一体感が認知されるには、世代交代の目安となる30年ぐらいかかるのではないかと言われておりますけれども、長岡市も1次合併から20年近い歳月が流れた今、
支所地域を含む都市としての長岡の将来像を描いたとき、都市経営という言葉が妥当かどうか分かりませんけれども、その都市経営の効率という切り口からも今後は多
極ネットワーク型コンパクトシティを中心にした
まちづくりを進めていくことで、長岡の一体感がより進んでいくのではないかなというふうに思うわけです。この点について、私の意見として取っていただいてもいいですけれども、何かお考えがあればお聞かせください。
◎若月
都市整備部長 先日、
五十嵐良一議員の本会議の一般質問に対し
地域振興戦略部長からお答えしましたとおり、長岡市が目指す地域像として、住民が安全・安心に住み続けられる地域、地域の個性を生かし、将来に向け新たな価値を生み出していく地域ということでお示ししております。その実現に向けて
コミュニティ機能の強化、支所の維持に加えて、支所間及び長岡地域との連携、調和を掲げて、
オール長岡の視点で持続可能な
地域づくりを進めるというふうに答弁させていただきました。これはまさに
都市政策課長が答弁しましたとおり、この
都市計画マスタープランの目指す将来都市像とも合致しておりまして、そういう観点から
オール長岡で取り組んでまいりたいと考えているところであります。すみません、私どもの範疇で答えるとしたらそういうことになります。
◆丸山広司 委員 そういう
まちづくりの観点から、いわゆる一体感の醸成というとちょっと所管が外れる感じがしますけれども、多
極ネットワーク型コンパクトシティを推進することによって、より
オール長岡という一体感を生み出していくというのが根底にある考え方ですよね。その辺をお聞きしたわけですけれども。
◎若月
都市整備部長 今まさに
丸山広司委員がおっしゃっていただいたとおりでございます。
◎磯田 市長 既に御質問の中に回答も入っているような感じでございまして、これからの人口減少を考えるときに、やはりその地域、特に
支所地域で人口減少の著しいところ、あるいは絶対的に人口が少ないところがこれからどうなるのかということは、本当に真剣に考えるタイミングに来ているというふうに思うのです。
全体の
都市計画マスタープラン的な枠組みとしては、御紹介のあった多
極ネットワーク型のコンパクトな
まちづくりということが基本にあって、それぞれの地域のいわば中心性というものをしっかりつくって、そこに行政機能はもとより、いろいろな生活関連の機能もある程度やはり集めながらというか、維持していくことになるかと思うのです。ただ、この中山間地域の問題という切り口で議会の皆さんからまた御提言といいますか、いろんな形が出てくるという中で、この中山間地域をどういうふうに守っていくのかという課題が、このコンパクトな
まちづくりとどういうふうに関連してくるのかというのはちょっと私としても難しい課題だなというふうに思っています。機能を集めればいいというものではないということでありますので、そこは森林や耕作地を守るという観点からもどのように考えていったらいいのかということが、これからいよいよ長岡市にとって大きな課題になってきたなというふうに感じております。
いずれにしても、単純に集めればいい、1つの極をつくっていけばいいということにはきっとならないというふうに思います。その地域の中でまた多極的な展開を考えながら、
行政コストが十分維持できるような持続可能な形をこれからつくっていかなければならないというふうに思っているところであります。
◆関貴志 委員 まずは、長岡市の
空き家対策についてお伺いします。
全国的に空き家が増加しておりまして、この対策が求められる時代となりました。長岡市は
空家等対策計画を策定しておりまして、来年度からの第2期の
空家等対策計画を今策定しているところであります。
そこで、第2期の
空家等対策計画の内容について幾つかお聞きいたします。まず、この計画は令和4年度から令和8年度までの5年間の計画になるわけですけれども、素案が既に出ておりまして、
パブリックコメントも取ったということであります。
この素案の中に、これからの取組の主なものとして次のことを行っていきますと記述があり、(1)空家所有者への継続的な意識啓発、(2)相続財産管理人制度の活用から始まって、(8)空家解体補助金制度の検討ということで、今後の取組として8項目が記載されています。見させていただくと、(2)相続財産管理人制度の活用及び(3)データベースの適切な運用という項目以外の6項目の表記については、例えば(1)空家所有者への継続的な意識啓発には「世代に応じたアプローチと時代の変化に合わせた仕組みの活用を検討します」、それから「固定資産税の納税通知書を活用した継続的な意識啓発を検討します」。(4)空き家バンク制度の見直しについては、「より効率的な事業運営となるよう検討します」、「情報発信の工夫や支援を検討していきます」ということで、(2)、(3)以外は全て検討していきますという記述になっておりまして、個人的にはちょっと具体性に欠けるという側面もあるのかなというふうにぱっと読んで感じたところです。恐らく次の5年間は検討に時間を要しますよということじゃないだろうと思うので、この(1)から(8)まで一々1つずつお伺いするわけじゃないんですけれども、この素案ではそういうような記述になっておるので、おのおの8項目について、ある程度の具体性を持って来年度からの5年間で計画を進めるんじゃないかと思うのですが、それぞれの項目に具体性がどの程度あるのかをまずお聞きしたいと思います。
◎高頭
都市政策課長 御質問のとおり、検討するとは書いてございますが、基本的にはいずれの取組も計画の第3章の基本方針にのっとり、実施を前提に検討するという考えでございます。ただ、新たな取組等も多い中で、実施に向けて関係者との調整が必要であったり、予算措置等も関係することから、この計画の記述としては検討するとしているところでございます。
実際に実施する取組といたしまして幾つか例を挙げますと、行政代執行につきましては来年度に取り組みたいと考えて進めておりますし、また意識啓発の部分につきましても、固定資産税の納税通知書を使っての意識啓発ということで、本年4月に送付される通知書からは封筒を開けて中身を抜いてもらうと、封筒の宛名の透明な窓から「空き家の御相談は都市政策課へ」みたいな記述が出るような形で、広く意識啓発を図りたいというようなことも進めております。繰り返しになりますが、基本的には5年間検討し続けるのではなくて、できることから順次やっていきたいという意味の検討でございますので、御理解いただきたいと思います。
◆関貴志 委員 分かりました。
そこで、具体的に先ほど言った8項目があるわけですけれども、個人的に注目しているところについてお伺いしたいと思います。
この素案の(6)
立地適正化計画や移住施策との連携ということで、これについては「より効果的な事業の創設を検討します」という記述になっております。個人的にこの6項目めは非常に注目する施策なんですが、具体的にどのようなことを今お考えになっているのかお聞かせください。
◎高頭
都市政策課長 現時点で考えていることといたしまして、令和4年度から空き家のリフォーム補助のメニューといたしまして、市外から
立地適正化計画の居住区域内の空き家へ移住した場合に、リフォームとその際に必要となる空き家の片づけ等の経費を支援する制度を新設したいと考えているところでございます。こういった制度と、従来からあります市外から
まちなか居住区域へ移住した方に対する固定資産税の減免と、
空き家対策を併せて長岡市への移住につながるようなことを考えております。今後もほかに検討しながら、
立地適正化計画と
都市計画マスタープランに即した
空き家対策について引き続き考えていきたいと思います。
◆関貴志 委員 ぜひこれは促進して取り組んでいただきたい項目なので、よろしくお願いします。
もう1つ、私はこの
空き家対策に関して以前から当委員会でも発言させていただいたのですけれども、公共的に活用することに対する解決にも非常に注目をしています。空き家というのは、発生している地域ですとかそれぞれの物件ごとの持つ特性などによって、一律に全て同じ考え方で処置できるとは当然思っていないんですけれども、条件が合えば公共的な活用による解決というのは非常に有効ではないかなと思っています。
今ほどの答弁の中にありましたが、
立地適正化計画との連携についても、本来困ったものである空き家を活用することによって別課題を解決するというか、別の施策を進めていく一石二鳥みたいな解決の仕方ができるのであれば、一番望ましい解決法だと思います。売買が可能な条件であるところは、それこそ民間の流通に任せて売買で処理していくのがいいかと思うのですけれども、地域課題と空き家の活用を結びつけるということは、まさに行政が最も力を発揮すべき分野ではないかなと思っています。
例えば国土交通省の
空き家対策の事例などを見ますと、地域に集会場がない場合はその空き家を地域集会場として活用するとか、前面道路が非常に狭い場合は車のすれ違いの待避所として活用するとか、あと雪国の場合は道路排雪の排雪場所の確保ということでその空間を利用するとか、困ったものである空き家を転換して地域課題の解決を一石二鳥ですると。ある意味公的な利用に対して、できる条件のものはそういう視点での解決を検討したり、進めていくのはやっぱり行政だろうと思います。地域課題も把握しながらということなのでそういう思いがあるのですが、この公的利用による解決策についての考えをお聞かせください。
◎高頭
都市政策課長 御質問のとおり、やっぱり空き家は最終的に活用するのが非常に有効な解決策だというのは十分認識しておるところです。そういった中で、空き家バンクですとかリフォーム補助を進めてきたわけですが、御質問の地域目的を果たすための公的利用につきましても、これまでもそういった補助制度は用意しております。これまで
栃尾地域と川口地域で1件ずつ活用したという実績はあるのですが、まだ2件となっています。そういったこともありますので、来年度から空き家のリフォーム補助制度も、こういった公的利用ですとか一般のものを一本化するような方向で、今までは空き家のリフォーム補助の対象者を個人と限定していたのですけど、それを自己利用する法人という形に変えることによりまして、NPOですとか町内会等の公的利用を含め、空き家の利活用を幅広く支援できるような制度にしていきたいというふうに考えています。
また、御質問にもありましたこういった制度の活用につきまして、各地の活用事例というのは地域にとっても非常に参考になることだと認識しておりますので、私どもとしては行政の役割として国・県などを通じた情報収集にも努めていきたいと考えております。
◆関貴志 委員 今、前向きな答弁を頂いたと思います。期待しております。
答弁の中にもありましたけれども、空き家の問題はある意味地域の方が一番状況を分かっているという側面もあるかと思います。その地域の方に、空き家の活用としてこういう事例があるということをうまく提示していただければ、地域の方はじゃあうちの地域にあるあの空き家は、ちょうど地域でもこの課題で困っていたからこういう活用をしてという声が地域から出てくるような仕組みもぜひ、今答弁にもありましたので、その方向で進めていただければと思います。
次に、自転車ネットワーク計画についてお聞きいたします。自転車ネットワーク計画を一言で言いますと、安全で快適な自転車交通を実現していくという理念の下で、長岡市の自転車交通ネットワーク計画は平成27年に策定され、それから10年間の計画となっています。中間年はもう過ぎているわけであります。
この計画は、長岡駅から半径5キロの範囲を計画区域として、その中で自転車ネットワーク路線というのを、簡単に言えば重点的に取り組んでいく路線を選定して取り組むという計画であります。自転車レーンの設置ですとか、市内でも路肩をカラー化したところが目につくようになってきていると思うのですけれども、計画を進めてきていただいていると認識しているところです。
現在の計画区域と目標値としては、その選定した自転車ネットワーク路線を10年間で3割ぐらい措置していきたいという計画目標だったと思います。現在の進捗状況、それから一部既に実施していただいたところの評価、また今後の見通しについてまずお聞きしたいと思います。
◎有賀 都市施設整備課長 まず、進捗状況でございますが、ネットワーク路線は83キロを設定してございまして、令和6年度末までに24キロ、率にして30%を目標に掲げております。現在、市道については約10%の進捗でございます。
工事をした事例を申し上げますと、例えば帝京長岡高校前では、今委員がおっしゃったとおり路肩にブルーの色をつけて、とても鮮明な青でございますので、視覚的にも自転車レーンということがはっきり分かると思います。あと、自転車の利用者や歩行者の双方が注意することで接触事故などの危険性の軽減につながっているのではないかと思います。また、長岡駅東口から国道17号に向かいますと大手高校と長岡高校がございまして、学生の利用が比較的多いところでございますが、ここは歩道が広いのでその歩道の真ん中に線を引きまして、舗装の色も変えながら視覚的に区分する対策を行っております。
現在、交通量の状況などを見ながらいろんな手法を活用しているところでございます。朝見ますと、学生もちゃんと自転車レーンを通っていますし、歩行者は歩道を通っているということで、やっぱり視覚的にそういう色をつけることは非常に効果があるのではないかなと思っているところでございます。
今後の見通しでございますが、来年度に国・県・市の
道路管理者と警察が一緒になって、今の進捗状況や課題などの会議をしたいと思っております。それで、国道や県道はみんなネットワークになっていますから、各
道路管理者が連携しながらカラー化したり、あるいはピクトグラムという記号ですとか自転車のマークを入れるなどしながら、一概に車道を通して歩行者が危なくなってしまっては困りますので、そういう総合的、多角的にどういった手法がいいのかを検討しながら目標に向かって進めていきたいと思います。
◆関貴志 委員 状況はお聞きして理解しました。
この自転車ネットワーク計画を策定した平成27年度当初、その当時の背景を思い出しますと、首都圏をはじめとした過密の都市内で自転車と歩行者の接触事故が大変多発して、そこから冒頭に申し上げました自転車の安全で快適な走行空間を確保する必要が生じて国が全国的にガイドラインをつくって、それに基づいて市も対策されているというふうに認識しております。個人的には、その当時のいわゆる都市部の自転車環境と長岡市の地方都市の状況は多少違うところがあるのかなというのは、当時から少し感じていたところではあります。参考までに当時都心部などでは接触事故、それから死亡事故も出ていたように記憶しているのですが、長岡市の平成27年度当初から今日に至るまでの自転車事故の状況を、概要で結構なんですけれども、把握されておりましたらお聞かせください。
◎有賀 都市施設整備課長 委員のおっしゃるとおり、特に関東などの都心部では、歩道に自転車、歩行者が非常に錯綜している状態で多くの事故の事例が報告されており、そういったことも策定の経緯でございます。
それで、長岡市につきましてはちょっと状況が違っておりまして、警察署に毎年確認をしているところですけれども、人と自転車の接触事故は例年ゼロ件から2件程度、平均1件程度でございます。そのうち、死者が出ている事故はずっとゼロ件です。あと、事故が起きますと歩行者の方がけがをされることが多いんですけれども、1人というような状況でございます。
◆関貴志 委員 やはり都心部とは少し状況が違うのかなというふうに感じております。自転車の安全で快適な走行空間の確保というのも当然やらなきゃいけないんですけれども、私個人的には都心部の対策と地方都市は多分違っている。それで、地方都市に関してはこれまでよりも快適性をさらに重視して、安全性はどうでもいいと言っているわけじゃないんですけれども、事故自体が非常に少ないというようなことを考えると、快適性の向上というのが今後の1つの課題として浮かび上がるのではないかなというふうに考えているところです。
来年度に国・県・市と警察が協議されるということでありますので、そういった点も加味してやっていただきたいと思います。それから、自転車ネットワーク計画から少し広がっていく話にもなるのですけれども、この計画の自転車利用の環境整備については、計画区域を駅から半径5キロ圏以外のところで準用していきますと計画の中に記述があります。ですので、このネットワーク路線をメインにやるということはよく分かっているのですけれども、自転車の走行環境の快適性の向上に今まで以上に力を入れていただければなと思います。
具体的には、私は自転車に乗るわけですけれども、やはり段差というのは自転車にとって非常にネックになっていると思います。特に食料品などの買物をしたときの段差ですとか、あと夏場の暑いときに自転車をこいでいますと、段差のところで1回スピードを緩めて段差を越えたところでまた加速しなきゃいけないという、暑い中でまた非常にエネルギーを使うというようなこともあって、段差の解消というのもひとつ取り組んでいただきたいと思います。今後の快適性の向上に対してお考えがあったら、来年度に協議ということなので、今ここで確定的なことは言えないのかも分かりませんけれども、現在の市としてのお考えがあったらお聞かせください。
◎有賀 都市施設整備課長 委員のおっしゃるとおり、安全で快適という視点も非常に大切だと思っております。ネットワーク路線につきましては、主に幹線道路を選定しておりますので、比較的歩道も広い路線を設定してございます。ただ、場所によっては民地の高さとの兼ね合いだったり、昔のブロックでちょっと段差が強いもの、そういったことでちょっと段差が大きなところがところどころあるのではないかなと思っております。その段差が大き過ぎて事故になるといけませんので、そういったところは国・県の
道路管理者と相談して、また極力段差を避けるような対策もしていきたいと思います。特に坂道で強くどんとなるようなところにつきましては、路面に徐行と表記するなどの対策もしていきたいと思います。
◆関貴志 委員 今の御答弁のとおり、また取り組んでいただければと思います。
最後に、1つ要望を言って終わります。私はこの自転車ネットワーク計画ができるときに提案させていただいたのは、計画の効果を判断する指標の中に自転車分担率というのが、国のガイドラインには指標として提示されているのですけど、つまりどれぐらいの人が自転車で移動しているのかというような比率のことです。計画へぜひ入れていただきたいという議論を当時したんですけれども、当時の状況から計画に入らないで現在に至っております。このたびもう1回市の自転車ネットワーク計画をよく読んでみたら、指標については指標の追加等を検討しますと一文が小さい注意書きで書いてあったので、ぜひ来年度の協議の中で、その辺も入れられるかどうかはちょっと分かりませんけど、ぜひ検討に加えていただければありがたいということを要望しまして質問を終わります。
◆池田和幸 委員 私からは、道路除雪に関することを幾つか質問させていただきます。
今冬は12月中旬から降雪が始まり、2月下旬まで積雪が観測されました。その間、除雪業者の皆様、市職員の皆様には、市民の安全・安心な通行確保に取り組んでいただいて大変ありがとうございます。感謝申し上げます。今冬も道路除雪はしっかりやっていただいているというふうに私も十分認識しておりますけれども、市民の方から要望を幾つか頂いております。そんな中でも多かったのが、圧雪処理に関するものでした。学校周辺でも、通学路を含めて通行に苦慮したというような状況もありました。この圧雪の問題は、除雪オペレーターの技術的な問題も関係しているのではないかなと感じております。
そこで、まず現在の道路除雪の体制と課題について伺います。
◎石黒
道路管理課長 除雪体制につきましては、現在車道の除雪業者が80社、歩道が28社、計108社と委託契約を結び、除雪車約440台、オペレーター、助手を合わせまして約800人が作業に当たっております。
課題といたしましては、道路除雪は深夜から早朝、ときには日中と苛酷な環境での作業となりますが、オペレーターの5割以上が年齢50歳以上ということで、非常に高齢化が進んでおります。また、新たな担い手も育たず、慢性的な人手不足という状況にもなっております。そのため、除雪体制の維持や運転技術の継承が大きな課題となっております。
◆池田和幸 委員 人手不足等の除雪体制の維持や運転技術の継承が課題ということですが、冬期間という限定的な中での作業でありますので、技術的な継承というのはなかなか難しいものがあるのかなというふうに思っております。
当市では、長岡市除雪イノベーション研究会で除雪車にガイダンス装置をつけるといった新たな取組を実施されていました。そこで、このガイダンス装置の具体的な内容と、これが課題解決につながるのか、また今後の導入見込みについて市の考えを伺います。
◎石黒
道路管理課長 ガイダンス装置は、除雪車に取り付けたモニターとGPSにより位置情報を取得し、道路上の縁石やマンホールなどといった障害物までの距離を音声と映像でオペレーターに案内する装置でございます。これにより、障害物を事前に把握することができるため、経験の浅いオペレーターでも安心して除雪作業に臨むことができ、よりきめ細かな除雪作業につながることや、若手オペレーターの運転技術の向上も図られ、早期育成という観点からも担い手確保の一助につながるというふうに考えております。
最後に、ガイダンス装置は、令和2年度の実証実験において長岡地域に導入した1台のみとなっておりますので、今後は市内全地域にこの装置を導入することで効率的な除雪作業が行われる路線を選定し、ガイダンス装置の導入を進めてまいりたいと考えております。
◆池田和幸 委員 このガイダンス装置を導入することによって、オペレーターの負担が軽くなって労働環境が改善されることと、これによってより効率的な除雪が行われること、これがひいては担い手不足の解消につながっていくことを期待しております。
○藤井達徳 委員長 所管事項に関する質問は、この程度にとどめます。
────────※────────
午前10時58分休憩
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午前11時10分開議
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1 議案第46号 専決処分について
(1) 専決第4号 令和3年度長岡市一般会計補正予算
ア 第1条 歳入歳出予算の補正中当委員会付託分
○藤井達徳 委員長 議案第46号を議題といたします。
〇
中川土木部長 〔予算書・説明書にて説明〕
○藤井達徳 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 議案第46号は、提出のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 御異議なしと認めます。よって、本件は提出のとおり承認することに決しました。
・議決事由 提出のとおり承認
────────※────────
2 議案第34号 長岡市道路占用料徴収条例の一部改正について
○藤井達徳 委員長 議案第34号を議題といたします。
〇
中川土木部長 〔議案書及び資料にて説明〕
○藤井達徳 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 議案第34号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
3 議案第36号 市道路線の認定及び変更について
○藤井達徳 委員長 議案第36号を議題といたします。
〇
中川土木部長 〔議案書及び図面にて説明〕
○藤井達徳 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 議案第36号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
4 議案第37号 契約の締結について(市道越路191号線ほか)
○藤井達徳 委員長 議案第37号を議題といたします。
〇
中川土木部長 〔議案書及び資料にて説明〕
○藤井達徳 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 議案第37号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
5 議案第18号 令和3年度長岡市一般会計補正予算
(1) 第1条 歳入歳出予算の補正中当委員会付託分
(2) 第2条 継続費の補正
(3) 第3条 繰越明許費中当委員会付託分
○藤井達徳 委員長 議案第18号を議題といたします。
〇
若月都市整備部長、
谷畑中心市街地整備室長、
中川土木部長 〔予算書・説明書にて説明〕
○藤井達徳 委員長 まず、質疑はありませんか。
◆諏佐武史 委員 今御説明があった6ページの継続費の補正について、都市計画費の旧機那サフラン酒本舗主屋改修事業は3か年にわたる継続費で、補正前の金額は4億円と。先ほど計画の見直しということで御説明があったのですが、もう少し詳しい説明をお願いいたします。
◎石橋 施設営繕
担当課長 今ほどの継続費の廃止につきまして、少し詳しく御説明をさせていただきたいと思います。
入札の不調に伴いまして、令和3年度から5年度にかけての3か年の継続事業で実施することが難しい状況になりましたので、継続費を取り下げるというものでございます。今後、入札不調となった要因を詳細に分析及び調査しまして、必要な設計の見直し等を行った上で改めて事業費と事業年度を定めたいというふうに考えております。
◆諏佐武史 委員 入札が不調になったというのは、市が定めた予定価格から高かったか低かったかという部分があると思うのですが、差し支えなかったらで結構なんですけど、市が定めた予定価格から大きくかけ離れた金額だったのか、または惜しくも不調というような感じだったのか、その辺をもし今御答弁できれば回答を頂けますか。
◎石橋 施設営繕
担当課長 入札の状況に関わる内容なので、詳細な答弁は控えさせていただきますけれども、予定価格に対しまして大きく上回っていたという状況がございます。このための打切りということになってございます。
◆諏佐武史 委員 上回っていたということなんですけど、設計を担当された業者がいらっしゃったと思うのですが、工事の総予算は4億円ではなくて市が定めた予定価格があると思うんです。その辺りも、市が定めた金額以内で施工できるよう設計するように市側からお伝えはされたんですよね。
◎石橋 施設営繕
担当課長 本件の設計につきまして、設計を担当した設計業者に対して長岡市のほうで考えている予算を
事業費ベースとしましてお伝えをさせていただいて、その中で設計をしていただくようにお伝えさせていただきました。
◆諏佐武史 委員 分かりました。
そういうことを踏まえて、最初に市とその設計業者が見込んでいた見積りの金額と入札された業者とで誤差があったのかなと思うんです。今回はトータルで4億円の予算を組んであったと思うのですが、不調になったその予定価格は幾らか分からないんですけど、今後令和4年度予算の中で特別単価調査業務委託というのがあって、ここでこれから正確な金額を出すという流れがあると思います。その場合は、これまで当初見込んでいた4億円に収まるように再度設計をやり直してまた一からやるということになるのか、または設計は従来どおりで、その正確に出された金額で再度入札にかけるのでしょうか。その場合は、当初見込んでいた4億円よりもうんと大きい金額になると思うのですが、その辺も今差し支えなければ御答弁を頂けますでしょうか。
◎石橋 施設営繕
担当課長 新年度予算の関係につきましてはこの後の審議でございますけれども、予定価格を大きく上回った原因につきまして現在も分析しておりますが、労務費の単価あるいは材料費の単価などで大きく乖離していたところがあるのではないかなというふうに推測しております。また新年度になりましたらそういった単価をきちんと調査していった上で、当初から予定しております継続費の金額の範囲でできるように、設計の見直しを進めたいというふうに考えております。
◆諏佐武史 委員 今、労務費や材料費の単価を再度調査してというお話があったんですが、4億円という市が最初に見込んだトータルの金額があったと思うのですけど、当初に見込んだときの見積りというか、単価の根拠となるものがあったと思うんです。その辺りはどういう認識で当初の単価を決められたのか、これも今御答弁できればお願いいたします。
◎石橋 施設営繕
担当課長 当初想定していた金額や単価等の積算につきましては、通常の建築工事と同様に国が示す積算基準などを参考にして適正に設計額をはじいているというものでございまして、現時点では特段おかしいところはまだ見当たらないというところでございます。
◆諏佐武史 委員 分かりました。
最後に、工事の全体の計画についてなんですが、完了時期、あとはトータルの金額について見通しなどがあれば最後にお答えください。
◎石橋 施設営繕
担当課長 これからの見通しについての御質問にお答えいたします。
新年度に先ほど来お話しさせていただきました調査と整理をした上で、その翌年度には工事のほうに踏み出していきたいというふうに考えております。
◆関貴志 委員 今、設計の見直しも含めて次年度以降に対応していくという答弁があったと思うのですが、その場合は新たな設計料が発生するのか、その辺の設計の契約の内容までちょっと承知していないんですけれども、仮に設計見直しとなった場合にその設計の費用はどのようになる見込みなんでしょうか。
◎石橋 施設営繕
担当課長 単価の調査及び設計の見直しの部分につきましては、実費的にある程度追加でかかる部分というものはあろうかなというふうに考えております。
◆関貴志 委員 再度確認なんですけど、多分単価については調査会社に新たに委託して調整されると思うので、そこで新たな費用が発生するのは理解できるのですけど、それに伴って設計の見直しがもしかかった場合は設計料としても新たな負担が出るのかどうかを再度お願いします。
◎石橋 施設営繕
担当課長 今ほどの単価の調査につきましても、いわゆる単価調査の専門業者というのはございませんものですから、設計の内容を熟知している設計業者に依頼をしていくことになってまいります。また、設計を一部変更していくという部分についても同様に、設計に熟知している業者じゃないとできないというところがございますので、設計を整理していく、あるいは追加をしていく、そういった部分と一体となって出す業務というふうに考えてございます。
◆関貴志 委員 今お伺いして、大体の状況は分かりました。
最後にお伺いしたいのは、この後に審議される予定の下水道事業会計のほうだと、年度当初に単価調査も一緒に当初予算に計上して、単価調査をした上で工事及び監理を同年度に行うという予算組みでやられていたと思うのですが、これを今回の旧機那サフラン酒の改修事業については、一旦不調になってから来年度に単価調査ということだと思うんです。それは当然だと思うのですが、年度当初はそういう危惧は全くなかったという理解でよろしいでしょうか。
◎石橋 施設営繕
担当課長 下水道事業の内容については、私もちょっと心得ていないので申し訳ございませんが、一般的に土木で特殊な機器などシステム的なものを導入する場合には、物価調査会とかそういったところでの特別単価調査を伴って、設計の初期から入れていくということが間々あると聞いておりますが、建築の設計におきましては通常は特別な単価調査を要しないで、設計業務の中で単価のほうも調べていくということになってございますので、当初から特別の盛り込みはないということでございます。
◆関貴志 委員 次は、40ページの大手通坂之上町地区市街地再開発事業費の出資金の減額について、これは皆減ということだと思うんです。7億円ということで今ほど説明がありましたが、テナントで出店の計画のあったクリニックが新型コロナの関係で出店を取りやめたというふうに受け止めてよろしいのでしょうか。その辺の受け止めがちょっと難しかったものですから、再度説明をお願いいたします。
◎清田 まちなか整備
担当課長 出店を全面的に取りやめたというわけではございません。基本的に、もともとは1階フロアのほとんどをクリニックで使う予定にしておりましたけど、若干規模を縮小いたしまして、クリニックのほうは改めてレイアウト等を考えた中で出店するというふうな状況でございます。
◆関貴志 委員 そうしますと、この減額の背景としては、規模を縮小した分空きスペースが出るので、そこの対応が来年度に必要になる見込みがあるという理解でよろしいですか。
◎谷畑 中心市街地整備室長 当初のクリニックの規模を縮小してございます。その空いたスペースに新たな医療系機関、また別の診療科が出店ということで今調整しております。ですので、1階のフロアについては全部埋まる中で今後SPCの設立に向けて準備を進めていきたいというふうに考えているところです。
◆関貴志 委員 それで、本当は今年度に出資する予定だったのが来年度にという御説明が今あったかと思うのですけど、ちょっと当初予算の資料をめくったらその費目はなかったんじゃないかと思うのですが、その辺はどういうふうに解釈すればよろしいでしょうか。
◎清田 まちなか整備
担当課長 今ほど中心市街地整備室長のほうからも話がありましたとおり、複数のテナントというような形になりますので、改めてきちっと収入等を確認し、新しい事業計画の中でSPCの必要な資金調達を銀行はじめ市民ファンドと調整を図りながら、出資金につきましてもしかるべき時期にまたきちっと調整をした中で御説明をさせていただきながら、補正予算等で計上させていただきたいというふうに考えております。
○藤井達徳 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 議案第18号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
6 議案第23号 令和3年度長岡市下水道事業会計補正予算
○藤井達徳 委員長 議案第23号を議題といたします。
〇
中川土木部長 〔予算書・説明書にて説明〕
○藤井達徳 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 議案第23号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
午前11時43分休憩
─────────────────
午前11時44分開議
────────※────────
7 議案第8号 令和4年度長岡市一般会計予算
○藤井達徳 委員長 議案第8号を議題といたします。
─────────────────
(1) 第1条 歳入歳出予算中
〔歳出2〜6款〕
〇
若月都市整備部長、
中川土木部長、
韮沢水道局長 〔予算書及び説明書にて説明〕
○藤井達徳 委員長 質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
─────────────────
午前11時48分休憩
─────────────────
午後1時開議
─────────────────
〔8款1〜4項〕
〇
中川土木部長、
若月都市整備部長 〔予算書及び説明書にて説明〕
○藤井達徳 委員長 質疑はありませんか。
◆丸山広司 委員 説明書299ページのすまいの耐震改修促進事業費のブロック塀等安全対策事業補助金は、令和3年度から見ると増額されているみたいですけど、その増額理由と今後の見込みについてお聞かせください。
◎殖栗 建築・開発審査課長 令和3年度の当初予算では、直近の補助金申込み実績に基づき申込み数を4件として見積り、60万円を計上いたしましたが、実際は想定を上回り、12件の申込みがあったため、令和4年度予算につきましては増額いたしまして、10件、150万円を計上したものでございます。
今後の見通しですが、申請件数が一定程度あることや、ブロック塀の改修に踏み切れない方もまだいらっしゃると思われますので、安全性の向上に向け制度を継続しながら、引き続き市政だよりや
ホームページでお知らせをするとともに、関係機関等に周知してまいりたいと思っております。
◆諏佐武史 委員 説明書315ページの土木遺産等有効活用事業費、先ほども簡単に御説明があったのですが、この内容と目的についてもう少し詳しく説明をお願いします。
◎小見 地域建設課長 こちらについては、山古志地域にある中山隧道でございまして、平成18年度に選奨土木遺産の認定を受けておりますが、年々風化が進んでいることから、現在は坑口から70メートルまでの区間が見学可能となっております。
そこで、後世に先人たちの偉業を伝えるため、令和3年度に隧道内の3次元測量を行い、隧道内部の形状を立体的に詳細なデータを取りました。そして、令和4年度につきましては、令和3年度に取りました測量データを編集、加工しまして、立体的に見えるような形で視覚化したいと思っております。それと、隧道内の清掃委託等も計上しております。これによりまして、今具体的にデータを取ることができますので、後世に先人たちの偉業の記録を残せるものと考えております。
◆池田和幸 委員 説明書の315ページ、包括的市道管理業務事業費について、新規に越路地域、寺泊地域等が増えているのですが、事業費の増加が比較的少ないんですけれども、その内容についてお聞かせください。
◎石黒
道路管理課長 今回は本格導入ということではなく、増加する3地域は
パトロール業務分だけの予算を計上しておりますため、その分の増額だけであります。
◆五井文雄 委員 説明書の307ページ、放置自転車等対策費でございますが、今年度は学校町にある放置自転車等保管庫の撤去ということで増額があったわけであります。もちろん影響がないということで撤去したんだろうけど、それらを撤去した後の今年度の放置自転車の取組についてお聞かせください。
◎石黒
道路管理課長 放置自転車の対策ですけれども、まず今年度に長岡駅東口にありました保管庫の売却を全て行いまして、完了いたしました。現在は、東口の放置自転車禁止区域を管理員が順次パトロールをしておりますし、併せまして大手口につきましても自転車の整理をやっております。
この事業の今後については、見直しも含めてちょっと検討はしているのですけれども、引き続き東口の放置自転車禁止区域の自転車対策は続けていく必要があると思いますので、来年度も限られた予算の中でやっていきたいと思っております。
─────────────────
〔8款5・6項〕
〇
若月都市整備部長、
谷畑中心市街地整備室長、
中川土木部長 〔予算書及び説明書にて説明〕
○藤井達徳 委員長 質疑はありませんか。
◆諏佐武史 委員 説明書の335ページの街なみ環境整備事業費について、さっき補正予算のところでもお話しさせてもらったんですけど、まずは令和4年度の内容について伺います。
◎有賀 都市施設整備課長 まず、鏝絵蔵修繕三次元調査設計委託でございますが、旧機那サフラン酒本舗の観光の目玉施設である鏝絵蔵の鏝絵について、形や色彩など今の状況を立体的な3Dデータとして保存するとともに、その結果を基に劣化の状況を分析し、効果的な修繕方法を検討する委託業務でございます。
次に、地積測量図作成業務委託ですが、旧機那サフラン酒本舗の南側用地の一部を市道敷地に所管替えするための測量図の作成でございます。
特別単価調査業務委託ですが、令和3年度に契約に至らなかった主屋の改修工事に伴う労務単価や材料単価の調査検討及び必要に応じて設計の見直しを行う業務となります。
建物修繕工事は衣装蔵の雨どいの修繕など、主屋の排水工事は建物周りの暗渠排水工事、目隠し塀工事は駐車場から民地内が見えないようにするための目隠し塀の設置工事でございます。
◆諏佐武史 委員 分かりました。
今御紹介いただいた中で、特別単価調査業務委託については、先ほど補正予算のところでちょっと質問させてもらいましたが、まず当初見積っていた金額に基づいて入札をかけたら、だいぶ市の予定価格と入札される業者の価格が合わなかったということで、これが行われるということだと思うんです。街なみ環境整備費7,860万円のうち、この特別単価調査業務委託は金額でいうとどれぐらいかかるのか、今お答えできれば御答弁をお願いします。
◎有賀 都市施設整備課長 入札に係る額になりますので、ちょっと額のほうは控えさせていただきたいと思います。
◆諏佐武史 委員 この単価調査に幾らかかるのかということをお聞きしたんですけど、お答えできますか。
◎有賀 都市施設整備課長 内訳については、後ほど答えさせていただきます。
◆諏佐武史 委員 次に、同じ費目の街なみ整備助成事業補助金の予算の目的と概要について伺います。
◎高頭
都市政策課長 街なみ整備助成事業補助金は、摂田屋地区の市民と市が締結いたしました摂田屋地区の
まちづくり協定に基づき、市が実施する道路の美装化等の景観整備事業と協働し、エリアの価値を高めるために地域の皆さんが実施する修景事業を支援するもので、平成27年度から実施しているものでございます。協定に基づきまして実施するそれぞれの家屋の本体工事ですとか設備、外構の修景に対しまして、工事費の3分の2の範囲で上限200万円を補助するものでございます。
◆諏佐武史 委員 分かりました。
最後に、341ページの自転車利用環境整備事業費の内容について伺います。
◎有賀 都市施設整備課長 内容でございますが、車道の路肩部分をブルーに着色して自転車レーンを設置するものです。帝京長岡高校前から宮内方面に向かいまして事業を進めているわけでございますが、令和4年度は宮内地内の原信など商業施設がある東西道路との現在の丁字路交差点の部分につきまして、その前後500メートル間をカラー化するものでございます。
◆高野正義 委員 説明書の339ページの
公共交通等確保維持事業費、バス等運行関連補助金の中で、特に路線バス運行と乗合タクシー運行が大幅に増額しておりますけれども、その背景と今後の見通しをお聞かせください。
◎植木
交通政策担当課長 まず、路線バス運行の増額理由について御説明申し上げます。この中に、国や県と協調して補助しているバス路線がありますが、これらの路線については過去3年間における経費や収益の平均値を基に補助額を算出しております。そこで、令和4年度の補助額の算出に当たりまして、令和2年分の実績が算定式に入ってくるため、コロナ禍の影響が出始めたことによるものであります。
あと、乗合タクシー運行の増額の理由につきましては、実証運行を行っている地域と本格運行に移行済みの地域があるのですが、こちらについては本格運行に要する経費のほうを計上させていただいております。内訳といたしましては、
栃尾地域の西谷地区、和島地域、寺泊地域の3地域の運行に係る補助金です。
栃尾地域は、今年度とほぼ同額。和島地域は、令和3年10月から本格運行に移行していて、令和3年度予算では半年分の経費だったものが、令和4年度予算では1年分の経費に増えております。寺泊地域につきましては、令和4年9月まで実証運行中ですので、令和3年度予算にはないと。令和4年度については6か月分の経費を計上しており、その結果、全体は増額になっているという次第であります。
支所地域の
公共交通が非常に厳しい状況にありますし、今コロナ禍ということで利用者が減少している部分がありますので、その辺りをしっかりと下支えしながら、市としても支援をしていきたいと考えております。
◆高野正義 委員 しっかりとまた支援していただきたいと思います。
次に、同じページに国営越後丘陵公園建設促進事業費が盛られておりますけれども、その内容をちょっとお聞かせください。
◎有賀 都市施設整備課長 この負担金については、都市公園法に基づきまして国が実施する都市公園の新設並びに改築に要する経費の一部を地元自治体が負担することになってございます。国が整備したうち、長岡市の負担分としては約30分の1を負担することになっておりまして、その額でございます。
◆高野正義 委員 次に、347ページの公園管理費の公園施設安全・安心対策事業費で、水道公園のポンプ棟長寿命化工事設計委託一式が計上されておりますけれども、委託内容をお聞かせ願いたいと思います。
◎有賀 都市施設整備課長 水道公園には登録有形文化財になっております水道タンクでしたり、ポンプ棟という建物がだいぶ老朽化してきてコンクリートの剥離などが見られるものですから、それを後世に残すために設計委託をして、修繕工事をするための委託でございます。
◆池田和幸 委員 説明書337ページの市街化区域及び市街化調整区域変更業務費の中の委託料ですけれども、かなり増額になっておりますが、この内訳についてお聞かせください。
◎高頭
都市政策課長 委託料の内訳でございますが、大きなものとして都市計画情報閲覧システムデータ更新業務委託の金額が189万1,000円。その下の
立地適正化計画改定業務委託が701万円。その下の都市計画基礎調査委託は1,209万9,000円となっております。増額の主な要因は、3番目の都市計画基礎調査によるものでございます。
◆池田和幸 委員 それでは次に、341ページの米百俵プレイスミライエ長岡整備事業費の中に、まちなか図書館開館準備支援業務というのがあるのですけれども、実際の具体的な内容についてお聞かせください。
◎松尾 米百俵プレイス
ミライエ長岡担当課長 まちなか図書館は新互尊文庫になりますが、開館準備の支援業務委託の経費となります。開館準備に向けた運営マニュアルの作成ですとか、今年度策定しますサービス計画に基づいて、さらに職員の動き等を計画するものであります。
◆池田和幸 委員 では次に、353ページの空家等対策関連事業費、補助金の空家バンク登録・成約促進事業の金額がかなり増えているのですが、内容と増えた背景についてお聞かせください。
◎高頭
都市政策課長 増額している大きな要因としましては、実は令和3年度までは空き家も含めたリフォーム全てが住宅リフォーム支援事業費と一緒に計上されておりました。そこを新年度からは、空き家と克雪住宅と一般住宅のリフォームに分けたことによって、その金額がこちらに移動したというのが1つあります。それに伴いまして、空家等対策関連事業費の中でこのたび空家バンク登録・成約促進事業とあるのですが、先ほどの所管事項に関する質問の中でも少しお答えしたかと思うのですけれども、空き家バンクの利用と空き家リフォームをしっかりリンクさせて、使い勝手を向上させるといいますか、その機能を向上させるためにこちらに統合しているという意味で事業の中身についても少し変化しております。
◆池田和幸 委員 同じ事業費の行政代執行経費でありますけれども、物件の現状とか、その辺りの状況をお聞かせください。
◎高頭
都市政策課長 代執行でございますが、長岡市
空家等対策計画に基づきまして5件の特定空き家を指定しています。その中で特に状況が悪化してきたものに対しまして、本人に対しての督促等も続けておるところですが、このまま本人の対応がなければ行政で対応せざるを得ないんじゃないかということで、新年度に代執行を予定しているところでございます。箇所等につきましては、まだこれから本人が当日まで対応するという可能性も残されていることから、個別の名称等については控えさせていただきますが、これまで取り組んできた中で行政として対応せざるを得ないという判断に至ったものでございます。
◆五井文雄 委員 説明書の343ページ、市街地再開発事業関係経費の再開発推進事業補助金の説明をお願いできますか。
◎清田 まちなか整備
担当課長 この60万円につきましては、市街地の中で共同化を進めようとする事業団体に対して、主に初動期の部分について補助することで事業の推進を図るということを目的とした補助金になっております。今現在予定している箇所はございませんが、要望があった場合に対応するべく設けさせていただいているものであります。
◆五井文雄 委員 初動に60万円を設けていて、該当するところがないということですが、今本当にこの辺で再開発の動きというのはないんですか。駅の角とか何かを含めてなんですが、具体的に言うとあれだけれども、そういうところで今ちょっと壁に突き当たっているのですか。
◎清田 まちなか整備
担当課長 一昨年ぐらいまでは年間で大体一、二件の御相談はありました。ただ、御相談があった以降、実際にこの補助金を使わせてくれというようなところまではまだ至っていないというのが現状でございます。
◆五井文雄 委員 確認だけど、そうすると今の米百俵プレイスミライエ長岡のところをやっていますが、その後というのはまだ姿が見えてこないということですね。
◎清田 まちなか整備
担当課長 現在検討されている区域については、既に補助金を導入している部分といたしまして長岡駅前地区の旧寿屋地区がございます。そちらについては現在協議会をつくって、地元のほうでまだ鋭意協議をしているという段階でございます。そういったところが今後事業化するかどうかについて、今現在いろいろ調整を図っているところでございます。
◆五井文雄 委員 補助については最初に差し上げたけど、補助金とか運営費とかは今はもうやらないということなんですか、60万円を計上してあるけど。その辺について、もう1回聞かせてください。
◎清田 まちなか整備
担当課長 それに対して既に補助しておりますので、現在はその次のステップといたしまして、そういった地域につきましては御自分方でまた検討している段階でございます。ですので、この補助金につきましてはそのほかの新たな地区からの御相談などといった場合に活用することを目的としております。
◆関貴志 委員 先ほども質問がありましたけれども、説明書の335ページの街なみ環境整備事業費、摂田屋地区の特別単価調査業務委託であります。
先ほどの令和3年度の補正予算のところでも質疑があって、来年度に入札という説明が今ほどありましたけれども、先ほどのやり取りの中での私の受け止めだと、随意契約になるのかなというふうに考えているところなんですが、これはそういう認識でよろしかったですか。
◎石橋 施設営繕
担当課長 先ほど諏佐委員から特別単価調査業務委託の一式の金額の質問もございましたので、今ほど確認させていただきました。あわせまして、今ほどの関貴志委員からの御質問にもお答えさせていただきたいと考えております。
午前中の補正予算の審議でも少しお話しさせていただきましたが、特別単価調査につきましては、いずれにせよその調査を設計者に依頼することになってまいります。こちらにつきましては、基本的には随意契約という形で考えておりまして、予算枠としては600万円を予定していると。ただ、これは設計に当たっていただく業者との交渉によって決まるものでございますので、こちらの金額が予定額とか契約額というものではございません。
◆関貴志 委員 分かりました。
続きまして、337ページの市街化区域及び市街化調整区域変更業務費、委託料の
立地適正化計画改定業務委託は、議員協議会での資料によると、防災指針を踏まえた
立地適正化計画の改定という説明を頂いているかと思うのですけれども、まずもう少し詳しい内容をお願いします。
それから、341ページの都市防災
まちづくり検討事業費は、水災害リスクを踏まえた都市防災
まちづくりの推進ということで同じような目的の事業だと思うのですけど、この関連があればそれも踏まえてお聞かせ願いたいと思います。
◎高頭
都市政策課長 まず、
立地適正化計画改定業務委託について御説明いたします。
こちらにつきましては、令和2年度に現計画の5年目を迎えたということで、今年度から2か年のスケジュールで計画の中間見直しや評価見直しと、その間にあった法改正に伴い対応するということで進めているところでございます。
先ほどの所管事項に関する質問の中でも若干お答えしているところでございますが、今年度はこれまでの5年間の総括ということで中間評価を進めております。一部指標値等についても御説明しているところですが、そういったことを受けまして次の5年間に向けての取組等を検討しています。それを受けまして、来年度は今度法律に基づき、この市街地を安全に使うための防災指針を
立地適正化計画に取り込むことが定められたこともありますので、この計画に防災指針について取り入れる検討を継続し、令和4年度末に計画を策定し、次の5年間に向けて動いていきたいというふうに考えているところでございます。
◎辻 都市防災
まちづくり担当課長 都市防災
まちづくり検討事業費についてお答えします。
令和2年度に、国土交通省により水災害リスクを踏まえた防災
まちづくりのモデル都市として当市が指定され、策定に関わってきました水災害リスクを踏まえた防災
まちづくりのガイドラインが令和3年5月に公表されております。そういった手引等に基づきまして水災害に関する具体的な調査検討を進め、現実的な防災
まちづくりの方向性やリスク回避を国・県・市の連携によって取りまとめ、都市防災
まちづくりの取組を推進するため、先ほどの
立地適正化計画の防災指針として策定するものでございます。
◆関貴志 委員 2つの関係性は分かりました。
この
立地適正化計画の改定についてでありますが、私は以前から、地球温暖化はこれからますます影響が加速して、悪影響が大変甚大になってくるという予測を立てているわけです。それもあって、基本的にはこの温暖化に適応した
まちづくりが必要で、市街地としてどこを整備していくのかということを大胆に考える必要があると従来から申し上げてきたところであります。それをすぐに来年度や再来年度からやるということじゃないにしても、長期的にはそういったことの必要性があると思っているのですが、来年度の改定に関しては、その
立地適正化計画の例えば居住誘導区域の見直しというものまで視野に入れて、相当程度大胆にやっていただきたいなという思いが私としてはあるわけです。今のところ、どの程度までの改定を想定しておられるのかお聞かせください。
◎高頭
都市政策課長 先ほど来御説明しているように、まず新年度が中間見直しということになっております。この計画は平成29年に策定し、10年間の計画で進んできた5年目の中間見直しということになります。中間ということもございますので、今回の見直しに当たっては大きな計画の目的や方向性あるいは先ほどの御質問にあるような居住誘導区域ですとか、そういった大きな枠組みについては基本的には現状のままで次の5年間に向かっていくと考えております。ただ、防災等で災害レッドゾーンに新たに指定されたエリアがあった場合については、基本的にはそのレッドゾーンは居住誘導区域に含めないというような記述もしておりますので、そういったものについては必要に応じてまた変更もありますが、基本的な居住誘導区域の変更等については、今回の中間見直しでは考えておりません。
◆関貴志 委員 承知しました。
それから、341ページの中心市街地整備推進事業費、委託料の中のまちなか歩行者誘導サイン整備社会実験業務委託ですが、これは来年度から初めて行われるものじゃないかと思いますので、内容と委託の金額についてお聞かせください。
◎西野 まちなか政策
担当課長 まちなか歩行者誘導サイン整備社会実験業務委託は、歩いて楽しめる
まちづくりを背景としまして、国の交付金でありますウォーカブル推進事業を活用しまして、駅、アオーレ、ミライエに至る各施設のアクセス性、それから回遊性の向上を図ることを目的としまして、誘導サインの社会実験を行うものでございます。金額に関しては300万円でございます。
◆関貴志 委員 何か先進性のある取組になるんじゃないかと思っているのですけど、もう少し具体的にイメージできるような形で、もちろんまだ決まってはいないんでしょうけれども、例えばこういうようなことが考えられるというのがあれば、御説明を頂ければありがたいと思います。
◎西野 まちなか政策
担当課長 現時点の具体的な考えですけれども、こちらはデジタル技術を利用するサインですとか、既存のインフラ施設の利活用なども想定しながら今後検討していきたいというふうに考えております。
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〔9款〕
〇
中川土木部長 〔予算書及び説明書にて説明〕
○藤井達徳 委員長 質疑はありませんか。
◆諏佐武史 委員 今御説明いただいた説明書の365ページの道路高架活用緊急避難施設検討事業費について、詳しい説明をお願いいたします。
◎松木
土木政策調整課長 道路高架活用緊急避難施設検討事業費について、まず事業の内容でございます。この事業は、近年集中豪雨などによる自然災害が頻発していることから、高速道路などの盛土区間の法面を洪水時の緊急避難場所として活用することを目的としているもので、令和3年度から取り組んでいるものでございます。東日本大震災の際には、津波から逃れるために高速道路などの法面を駆け上がって避難した事例があったということから、国の防災・減災、国土強靱化5か年加速化対策において、重点的に講じられる対策として位置づけられているものでございます。
当市においても、
令和元年台風第19号では信濃川が過去最高水位に達したこともあり、洪水時の避難方法の選択肢の1つとして有効ではないかとのことから、今年度は洪水ハザードマップにおける予想浸水深や周辺の指定避難場所の配置状況、あと高速道路の形状などを踏まえて設置可能な場所の検討やニーズなどを調査してまいりました。
令和4年度の予算についてでございますが、この結果を踏まえまして、令和4年度は設置に向けて詳細な検討調査を行う費用となっており、今後は高速
道路管理者の
ネクスコ東日本など、関係機関と実施に向けた協議、調整を進めていきたいと考えております。また、併せてその他の場所の高速道路あるいは国道も含めて、設置の可能性について検討を進めていく予定でございます。
◆五井文雄 委員 説明書の367ページです。冬期集落安全・安心確保対策事業費の町内会貸与用小型除雪機械購入費についてお聞きするのですが、これは一旦貸すとシーズンオフはどうなるんですか。
◎石黒
道路管理課長 シーズンオフにつきましては、町内会のほうで保管していただいております。
◆五井文雄 委員 この制度は町内会も大変喜んでおられる制度なんですが、だんだん除雪機を運転する人がいないという話も聞かないわけじゃないんだけど、そんな事例はないんですか。
◎石黒
道路管理課長 そういうお話もないことはないと思いますけれども、予算を見ていただくと申請件数も増えております。それは町内会の中でいろいろやり手を探していただいて取り組んでいただいており、今のところ貸してある台数分は皆さん適切に除雪されているということなので、何とか町内会のほうでやっておられるものだというふうに考えております。
◆五井文雄 委員 大変喜ばれているこの制度で、私もそう思うのだけど、何かそういう心配があったもので今お聞きしたのですが、新年度も含めて今貸出し総数は何台ぐらいになるか分かりますか。
◎石黒
道路管理課長 令和4年3月時点で58町内会、59台を貸与しております。
◆五井文雄 委員 分かりました。大変多く貸し出されていて活躍していると思いますので、今後もまた事故がないよう、より充実していくようにお願いをしておきます。
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〔歳入〕
(2) 第3条 債務負担行為中当委員会付託分
〇
中川土木部長、
若月都市整備部長、
谷畑中心市街地整備室長 〔予算書及び説明書にて説明〕
○藤井達徳 委員長 質疑はありませんか。
◆関貴志 委員 今ほど御説明があったところの確認なんですけれども、予算書7ページの債務負担行為の米百俵プレイスミライエ長岡整備事業費についてです。御説明がありましたが、先ほど歳出の中でも米百俵プレイスミライエ長岡整備事業費として6億6,000万円が計上されていて、それと債務負担行為についても今説明があったわけですけれども、これの整理の仕方という観点からもう一度説明を頂けるとありがたいです。
◎松尾 米百俵プレイス
ミライエ長岡担当課長 米百俵プレイスミライエ長岡整備事業の債務負担行為については、繰り返しになりますが、令和5年の夏にオープンするために令和4年度中に契約をし、令和5年6月以降に整備を行う必要があるため、債務を負うものです。令和4年度から5年度までの間で、図書館システム改修業務ですとかカーテン等の備品工事、AV機器、備品工事につきましては、令和4年度の予算計上はありませんが、令和5年度のオープンに間に合うように、契約ができるように債務負担行為を行うものであります。
◆関貴志 委員 したがって、新年度予算の単年度支出の先ほどの6億6,000万円の中にあるまちなか図書館開館準備支援業務委託等開館準備経費とは別枠でという御説明だったと思いますので、令和5年度に向けて今ほどおっしゃった備品整備等々の分を債務負担行為で計上したということでよろしいですか。
◎松尾 米百俵プレイス
ミライエ長岡担当課長 はい、そのとおりでございます。
◆関貴志 委員 それともう1つ、これもちょっと考え方の整理について確認をお願いしたいです。同じく債務負担行為の米百俵プレイスミライエ長岡運営事業費ということで、補正予算のところでも議論がありましたけど、当初C街区は令和4年度にオープンということだったと思うんです。恐らくテナントの関係もあってC街区の4年度のオープンは厳しいんじゃないかと思うのだけれども、5年度のオープンに備えての支出が4年度から生じるということでの債務負担行為の設定だというふうに理解しているのですが、それでよろしかったですか。
◎松尾 米百俵プレイス
ミライエ長岡担当課長 こちらの米百俵プレイスミライエ長岡運営事業費の債務負担行為は、市が整備しますミライエ長岡の運営に係る経費の債務負担行為であります。
◆関貴志 委員 運営に係る経費ということですけれども、ミライエ長岡の中で令和4年にオープンする街区はないんじゃないかと思うんです。当初、中心市街地整備室長の説明であったように、5年度以降にオープンする街区が出てくると思うのですけれども、それに対する4年度からの準備というんですか、事前準備の費用、それから当然オープンした後の運営費がここに入ってきているという理解でよろしいですか。
◎松尾 米百俵プレイス
ミライエ長岡担当課長 図書館の運営者をオープンに間に合うように令和4年度中に決める必要がありまして、令和4年10月を目安に契約する予定でおりますので、その準備を進めるものです。内容としまして、令和4年度は運営準備の業務で、引き続き令和5年度から令和7年度にかけては運営業務ということで債務負担行為を設定させていただいております。
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○藤井達徳 委員長 それでは、本案に対する意見はありませんか。
◆五井文雄 委員 議案第8号令和4年度長岡市一般会計予算について、市民クラブの意見を申し上げます。
生活環境の整備については、消雪設備の補助率の引上げや
支所地域の包括的市道管理の対象区域の拡大、
公共交通の確保維持、雪下ろし用命綱固定アンカー設置支援の充実など、市民の暮らしを守るきめ細やかな取組について評価いたします。
また、信濃川左岸バイパスの延伸、大積スマートインターチェンジ(仮称)の連絡道路整備など、
まちづくりの根幹をなすラダー型広域幹線道路網の整備は、各拠点や支所を結ぶだけでなく、災害対応など大きな効果が期待されており、早期の完成を望むものであります。
大手通坂之上町地区市街地再開発事業費については、米百俵プレイスミライエ長岡の建設が順調に進み、オープンに向けた準備も進められています。人材育成と産業振興の拠点として、市民から大きな期待が寄せられております。これらも早期の完成を期待しているところでございます。
以上のことから、選ばれるまち長岡に向けて一層取り組んでいただくことをお願いして、市民クラブは議案第8号令和4年度長岡市一般会計予算に賛成いたします。
◆
杵渕俊久 委員 議案第8号令和4年度長岡市一般会計予算のうち当委員会付託分について、賛成の立場で長岡令和クラブの意見を申し上げます。
本予算における重点施策の1つとして、誰もが暮らしやすいまちの実現を挙げ、市民の生活に欠かすことのできない地域生活道路や橋りょうなどのインフラの修繕に力を入れるとともに、
公共交通の確保や維持に対する予算を拡充しています。
寺泊地域や
栃尾地域など
公共交通空白地域における地域交通の確保のための実証実験の実施では、住民ニーズを的確に把握することを期待しております。
また、
支所地域における包括的市道管理においては、住民ニーズを把握した適切な対応がされているため、各地域での評価も高く、本予算で対象地域を拡大したことは大いに評価できます。
今後も市民の身近な生活環境の整備と地域経済の下支えにつながる施策が行われることを期待して、令和4年度予算に対する賛成意見といたします。
○藤井達徳 委員長 議案第8号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
午後2時29分休憩
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午後2時40分開議
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8 議案第14号 令和4年度長岡市浄化槽整備事業特別会計予算
○藤井達徳 委員長 議案第14号を議題といたします。
〇
中川土木部長 〔予算書及び説明書にて説明〕
○藤井達徳 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 議案第14号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
9 議案第15号 令和4年度長岡市下水道事業会計予算
○藤井達徳 委員長 議案第15号を議題といたします。
〇
中川土木部長 〔予算書及び説明書にて説明〕
○藤井達徳 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 議案第15号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
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10 議案第16号 令和4年度長岡市水道事業会計予算
○藤井達徳 委員長 議案第16号を議題といたします。
〇
韮沢水道局長 〔予算書及び説明書にて説明〕
○藤井達徳 委員長 まず、質疑はありませんか。
◆諏佐武史 委員 説明書の特234ページの送配水管整備費の内容と全体計画、進捗率について伺います。
◎水澤 工務課長 御質問のありました送配水管整備費につきましては、老朽管路の布設替えをする配水管布設替等事業及び水道管路緊急改善事業となっております。そのほか、与板浄水場と寺泊浄水場の区域を妙見浄水場の区域に変更します妙見浄水場給水区域拡大事業となっております。
それぞれの計画につきましては、老朽管路の布設替え計画については、長岡市の水道事業経営戦略に基づきまして令和2年度末に作成をいたしました管路更新の実施計画によるものでして、令和3年度から令和12年度の10か年で、計画延長約129キロの布設替えを計画しております。令和3年度からの事業でして、令和3年度の延長見込みとしましては約9キロの更新を予定しており、進捗率は7%と見込んでおります。
また、妙見浄水場給水区域拡大事業の計画につきましては令和2年度から9年度までの事業期間で、管路につきましては上除配水池から背骨となる送水管を約22キロ、枝管や接続管を約3キロ、合計約25キロの送水管の布設を予定しております。令和3年度までの予定ですと、4.4キロで布設完了見込みでありまして、進捗率が17.7%。いずれの事業も計画どおりに進捗しております。
○藤井達徳 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 議案第16号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
11 議案第17号 令和4年度長岡市簡易水道事業会計予算
○藤井達徳 委員長 議案第17号を議題といたします。
〇
韮沢水道局長 〔予算書及び説明書にて説明〕
○藤井達徳 委員長 まず、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 それでは、意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 議案第17号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤井達徳 委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。
・議決事由 原案のとおり可決
────────※────────
○藤井達徳 委員長 これにて散会いたします。
午後3時17分散会
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